20代の資産形成:貯蓄と住宅購入の戦略(退職まで3,608日)

20代の資産形成は、将来の経済的安定を築く重要なステップです。本記事では、共働きを活かした貯蓄戦略、住宅購入資金の準備、妻の奨学金完済、そして少額投資を取り入れた資産形成のプロセスを紹介します。夫婦で目標を共有し、ボーナスを全額貯蓄することで、効率的に資産を増やしました。無理のない計画を立て、住宅購入を実現した経験をもとに、20代で始めるべき具体的な戦略を解説します。


目次

20代の貯蓄戦略

夫婦での貯蓄計画

結婚後、私たちは夫婦で話し合い、毎月 10万円を貯蓄 することを決めました。共働きを続けることを前提に、私の収入は 住宅費以外をすべて貯蓄 に回し、さらに生活費の一部も削減しながら計画的に資産を築いていきました。

当初の手取り収入は、

  • 私:24万円
  • 妻:18万円

合計 42万円 でした。その中から 住宅購入資金を現金で貯蓄 する方針を決めました。

ボーナスの活用

ボーナスは 全額貯蓄 に回しました。一般的には旅行や高額な買い物に充てることもありますが、私たちは 住宅購入を目標にしていたため、すべて貯蓄 することを徹底しました。

具体的な年間貯蓄額:

  • 月々の貯蓄:10万円 × 12か月 = 120万円
  • ボーナス(年間手取り合計100万円):100万円
  • 年間合計貯蓄額:約220万円

このように、20代は住宅購入の頭金積み上げに専念しました


住宅購入のための資産形成

妻の奨学金の完済

私の妻は大学時代の奨学金 約200万円 を抱えていましたが、30歳のときに全額返済しました。貯蓄の一部を妻の奨学金返済に充てることで、今後の負担を減らそうと考えたからです。

住宅購入の決断

貯蓄を活かし、28歳で築30年の中古住宅を1,250万円で購入しました。この際、頭金500万円 を支払い、残りの850万円は住宅ローンを利用しました。

具体的な住宅購入の資金内訳:

  • 物件価格:1,250万円
  • 頭金:500万円(20代の貯蓄から捻出)
  • ローン借入額:750万円

中古住宅を選んだ理由は、

  1. 新築に比べて価格が安い ため、ローン負担が軽減できる。
  2. リフォームを前提とすれば資産価値が維持できる。
  3. 住宅ローン返済額を抑えつつ、貯蓄と投資を継続できる。

結果として、20代の資産形成を活かし、無理なく住宅を購入 することができました。

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確か、住宅ローン返済は毎月5万円程度だったと思います。これが、後の資産形成の種銭を作るのに大いに寄与することになります


投資とのバランス

貯蓄と並行して、個別株投資を月1万円程度 行っていました。しかし、20代の主な目的は 住宅購入資金の確保 だったため、リスクの高い投資には大きく踏み込まず、少額での運用に留めました。

投資戦略:

  • 月1万円を個別株へ投資
  • 貯蓄を最優先し、投資は控えめに
  • 将来的には資産の一部を投資に振り向ける計画

このように、20代では 貯蓄を最優先しつつ、投資の勉強のつもりで無理のない範囲で投資を並行して投資経験を積むという戦略を取りました。当時はNISAはなく、インデックス投資信託なんてもちろん知らず、とりあえず経験を積もう、といったノリで目についた日本株個別銘柄をSBIイー・トレード証券(現在はSBI証券へと社名変更)で購入していました。


20代の資産形成の成果

20代での資産形成において、以下の成果を得ることができました。

  • 頭金500万円を確保し、住宅購入を実現。
  • 妻の奨学金200万円を完済し、ローン負担を軽減。
  • 住宅ローンを抑えながら、無理のない支払い計画を立てる。
  • 個別株投資を小規模ながら継続し、資産運用の経験を積む。

共働きは強い。そして、夫婦の話し合いと目的の共有が必須 です。お互いの価値観をすり合わせ、同じ目標に向かって努力することが、成功の鍵となります。

何より、妻には感謝しています。 彼女とともに歩んできたからこそ、計画的な資産形成が実現できました。


まとめ

20代の資産形成は、将来の安定した生活を築くための重要なステップです。

  • 毎月の貯蓄を確実に行う。(夫婦で10万円)
  • ボーナスは全額貯蓄し、住宅購入の資金とする。
  • 妻の奨学金を早期完済し、ローン負担を減らす。
  • 中古住宅を購入し、無理のないローン返済計画を立てて将来の投資の種銭とする
  • 投資は少額で行い、リスクを抑えつつ経験を積む。
  • 夫婦での話し合いを大切にし、目的を共有する。

20代のうちにしっかりとした資産形成を行うことで、30代以降の生活が大きく変わりました。特に、共働き+節約(住宅費の軽減)がこの年代では大きく貢献しました。

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